自ら判断する環境を求めて
大学在学時に会計士試験に合格。その後、新卒で監査法人に入社。約3年間、金融監査部に所属し監査業務を経験した後、2014年にエスネットワークスにジョイン。数々の常駐先で経営を変革し、実務経験を積む。現在はパートナーとして経営者を輩出するための事業構築に挑戦中。
自分で考え、後悔のない行動をしたい
私が学生だった頃、SNSをはじめ社会にどんどん情報が溢れ出しました。そのため自分の頭で判断し、後悔のない行動をするためには社会の仕組みをもっとよく知る必要があると思ったんです。その一つの観点として、企業や経営という切り口で世の中を理解しようと思い、会計士資格を取って、監査法人で3年間働き、企業のお金や経済の回り方を非常によく学ぶことができました。しかし、監査法人の仕事は数字正しいか否かが最も重要視される世界。そこには自分で考えて判断するプロセスがなかったんです。
そこで次は実際に意志決定が求められる環境に飛び込もうと転職を考え、出会ったのがエスネットワークスでした。自分の幅を広げたいという気持ちもあり、監査とは真逆の「現場」で動くエスネットワークスに転職を決めました。
現場に踏み込むからこそできる支援がある
入社後、もやしの製造・販売を行っている企業の財務状況をまとめた資料を作成するプロジェクトを担当しました。私たちへの対価は、その資料に支払われるので、資料をつくってしまえば案件としては終わりのプロジェクトでした。
しかし、数字を見ていくと原価と売上が微妙に合わないことが判明。突き詰めていくと1パック当たり、30gのもやしが資料よりも多くパック詰めされて販売していたのです。たかが30gでも積み重なるとかなりのコストになるため、きちんと重さを量ってパック詰めできるよう働きかけを実施。結果として10%のコスト改善に成功できました。現場に足を運び、もやしの重さの量り方の指導にまで踏み込む、実行支援のスタイルが活きた案件だと感じています。PCを持って現場にいるだけの常駐ではなく、コンサルタントが意志を持って、役割を飛び越え、本来頼まれていないことにすら踏み込んでいく。依頼の先にある本質的な課題をとらえ、解消し、顧客を変えていくスタイルはエスネットワークス独自の価値だと思っています。
経営者を輩出したい
将来的には当社のMISSIONにある「経営者の輩出」ができる組織をつくりたいと思っています。すなわち経営者を輩出する経営者になりたいのです。優秀な経営者を輩出し続けるプラットフォームとして、現在の経営支援機能とセットで社会にとってより有意義で大きなインパクトを与えていけるような組織へ成長させたいです。